PROFILE
基本情報 代表者名 | 代表取締役社長 執行役員 中泉 勝 |
---|
立地場所 住所 | 〒869-1101 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2900番 |
---|
電話番号 | 096-340-9000 |
---|
従業員数 | 231名(2022年12月 現在) |
---|
事業内容 | ディスプレイ用フィルムの生産 |
---|
URL | https://www.fujifilm.com/ffq/ja |
---|
富士フイルム九州は、ディスプレイ材料事業の新たな生産拠点として、2005年に設立された富士フイルム100%出資の生産子会社です。弊社は富士フイルムが長年にわたって技術に磨きをかけてきたディスプレイ用偏光板の重要部材である保護フィルム「フジタック」や各種位相差フィルムを一貫生産し、大画面テレビ、高精細モニター、ノートパソコン、タブレット、スマートフォン等、幅広いアプリケーションに対応し、世界のお客様にご使用いただいております。また、統合マネジメントシステム(ISO9001、ISO14001)を運用し、高品質の製品を安定供給するシステムを充実させて、顧客満足度向上に努めております。
INTERVIEW
熊本県へ進出を決めた理由は?
弊社製品は、モニターをはじめ、テレビ、ノートパソコン、タブレット、スマートフォン等への用途拡大に加え、ディスプレイの大型化で需要が増大しました。
富士フイルムでは、機能性材料事業をコアビジネスの一つと位置づけ、需要が拡大するディスプレイ用フィルムの新たな生産拠点の建設を検討していました。数多くの候補地の中から(1)キレイで豊富な水があること、(2)弊社製品のユーザーが集まる韓国、台湾、中国など東アジア地域へのアクセスが良いこと、そして何より(3)県による熱心な企業誘致により、熊本県への進出を決めました。熊本県には、候補地検討時より親身にご対応いただき感謝しております。
進出してよかったこと、苦労したこと
キレイで豊富な水、弊社製品ユーザーへのアクセスの良さはもちろんですが、熊本県には優秀で前向き、真面目な人材が多く、モチベーション高く業務を行う職場環境を築けたことです。
ディスプレイ市場の急速な拡大に対応するため、短期間での工場立上げと生産能力強化に大変苦労しましたが、熊本県や菊陽町、地域の皆様方のご理解とご支援のおかげで、2005年に設立した若い会社が富士フイルムのディスプレイ材料生産の中核を担うまでに成長できました。
主な事業内容
自然由来の原料であるTAC(セルローストリアセテート)を素材として、ディスプレイに不可欠な偏光板用保護フィルム、位相差フィルムを生産しております。優れた光学特性、平滑性を有し、明るく綺麗なディスプレイの提供に貢献しております。
日ごろの活動で大切にしていることは?
私達の生産活動には、阿蘇が育んだキレイで豊富な伏流水と地域の方々のご協力、ご理解が不可欠です。そのため、環境保全と地域との共生を大切にしております。
省エネルギー、省資源への取り組みとして、LNGコジェネレーションシステムや太陽光発電を導入し、高効率なエネルギー供給とCO2排出削減に寄与するとともに、原材料リサイクルや廃棄物削減により高循環型工場を実現しました。
また、私達は、周囲の環境と調和を図るため、さくら(ソメイヨシノとハルメキザクラ)を中心とした緑化を進めており、毎春、さくらの満開の時期には地域の名所になっております。更に、豊かな熊本の地下水を守るため、植林活動、水田維持活動も行っています。